バンコク~インド・ツアー記(11)

コンサートの二日間は会場のホテルに泊まっていたので、移動はなし。が、今日(11月15日〔日〕)はコナラックさんの別荘でギターワークショップが催されるので、朝の7時にホテルを出発することに。前夜、担当者に「7時ってことは8時ですよね?」とジョーク交じりに聞いてみると、「いや、明日だけは7時は7時です!」と力強い返事が返ってきた(笑)。その通り、その時間に出発。やればできるやん~(笑)。

ワークショップのひとコマ参加者は30名。これは、驚く数字らしいです。ギタークリニックで、とくにインドでこの数を集めるのは至難の業らしいです。ので、コナラックさんはじめ関係者の方々は喜んでおられました。ましてや、市内から片道2時間、参加費も安くないわけですし。ほんまにありがたいこと! 

まず、参加者と朝食をとりながら雑談。そして、レベルに応じて3グループ(初級・中級・上級)に分けられて、ドン、僕、シャンドアの3人を順番にめぐる形がとられました。まずは、45分づつのグループレッスン。上の画像は、クリニックの合間をぬって行われた、バンガロール在住のギタービルダーの方のレクチャーの模様。ギターに使われる材の話やら、材の種類によって音が変わる話などなど、すごく興味深い内容でした。

参加者の中には十代の若者も何人かいて、かなり熱心でした。現代っ子らしく、アンディー・マッキーくんの♪ドリフティングを弾いてみせる子がいたり、ほんまに面白かったなぁ。後で色々と聞いてみたけど、今回は、ドン、シャンドアとかそれぞれの教える内容が違っていて、飽きなかったということでした。休憩、ランチをはさんで、次は、希望者による少人数でのレッスンへと流れていきました。僕の場合、なぜか、「Spider」の弾き方を教えて欲しいという人が多かったですねぇ。
Spider
http://www.youtube.com/watch?v=wEfJiLHct7M

そして、締めは、今日学んだフレーズや奏法をできるだけ組み込んで演奏する、参加者による発表会。中には恥ずかしがって演奏を拒否した人がいたようですが、ミニ・コンサートの流れになって楽しめました。なんと、ほほえましい光景でしょうか! 最後になって、ドン、シャンドアと僕が1曲づつ演奏するはめになり、僕はイーグルスの♪ホテル・カルフォルニア(カバー)をやりました。喜んでもらえて何より~。

さて、長かったツアーの仕事は今日で終わり。シャンドアは、今夜パリ経由で先に帰国の途につく。ドンは明日、次の目的地のドイツへ旅立つ。そして、僕は、明日の夜中、バンガロール空港から日本へむけて旅立ちます。帰国できる喜びはもちろんあるのですが、優しくしてもらったインドの人たちやスタッフ、ツアーメンバーとの別れが近づいていると思うと、やっぱり複雑な気分にもなる。そう思いながら荷物の整理をはじめる。

別れ際、シャンドアから「次はハンガリーでライヴを一緒にやろう!」と熱い誘いの言葉をもらった。

さて、今夜は、どんな夢を見るのかな。

つづく・・・

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