ライヴハウスの動員が、全般的に落ちているそうです。あるオーナーによると、約20%強、減っているらしい。場所によっては、もっと悪化しているかもしれませんね。で、とくに、僕のようなソロギター系のアーティストにとっては、益々、厳しい状況になってきたと言えるかと思います。土、日でもそんな状況ですから、平日の夜となると「怖くて開催できない」と、なかなか一歩を踏み出せないアーティストもおられるかもしれません。じつは、僕もその一人です。かと言って、週末だけだと上手くスケジュールが組めない、回れない等ありますので、そうも言っておられないでしょうが。
以前は、どこへ行っても「目標30名」と謳っていましたが、今は、その目標も自然と下がって(笑)、「20名様に来ていただければ・・・」となってしまったように思います。それでも、その人数を確実に動員するのは難しい、というのが現実です。正直に書きますと、30名様くらに来ていただけると、お店も飲食などで少し売り上げが出ますし、アーティストのほうにも少し上がりが出ます。だから、この数字(小さいですが)を目標に来たのですが・・・近年、なかなか思うように事が運ばない、と痛切に思い知らされる場面が増えて来ました。
動員に関しては、もちろんアーティスト側の問題もあるでしょう―知名度がない、魅力がない、興味が湧かない、告知不十分、等々。僕もどれかに当てはまるハズですが、では「どうすれば、いいのか?」と自問すると、なかなか答えに辿り着きません。他に、音楽事務所に所属するわけでもなく、インディペンデントゆえ、レコード会社から得られるような宣伝、サポートも皆無、というソロギタリストが多いですし。かと言って、急激にブレークして全てが解決する、なんてこともないでしょうし(苦笑)。若いアーティストであれば、まだまだ時間はありますが、僕のように62歳という年齢だと、先が見えてきますので(笑)、それこそ小走りで行かないと目標に辿り着かない感じ(焦り?)が強いですね。
見方を変えれば、“逆境”のなかライヴに参加してくださる皆さまには感謝の気持ちしかありません。僕としては、動員人数にかかわらず、しっかりと準備して「ベストを尽くす」こと以外にできませんが、ぜひ、またどこかの会場にお越しいただければ幸いです。
最後に、ちょっと良い話題を・・・ある友人のギタリストから聞いた話しですが、ファンの方から届いた手紙に、次にように書いてあったそうです―あなたのギター音楽に癒され、長きに渡って患ってきた鬱病が治りました―と。この話しを聞いて、改めて、音楽が持つ底知れない力を再認識させてもらいました。同時に、演者として、ある種の責任感も感じた次第です。
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↓次のレコ発ライヴです。ぜひ~。
★6月17日(日):江坂スターダスト(大阪・江坂)
Wアルバム「レコ発」記念ライヴ!
~一声十色・六弦十色~
主催:ドルフィンギターズ江坂店
※ご来場ありがとうございました!
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もっとたくさんの人に知ってもらいたいなー、って気持ちと、
わからん人は、見る目がないんやって気持ちと、
すごすぎてもったいないから、誰にも知られたくないっ!(笑)
て気持ちが入り混じってます。
いろんな音楽あるけど、こんなにもドキドキ、わくわく
させてくれて、幸せになれる音楽ないんやと思うんやけどなー。
あと、どんな環境やっても、
ベスト!深化!楽しむ!な姿は、
純粋に私の明日への活力源&日々の彩りとなっています。
一人でも多く、ソロギターで笑顔になれる人が増えてくれるといいですね♪
シグナルと共に青春時代を過ごした私も50代後半。
バナナホール解散ライブを最後に私の中では想い出を封印。結婚
子育てに追われ、やっと手が離れやれやれと思ったら、認知症の義母の介護生活。あー毎日しんどい!気が休まらない時の支えに
なったのが、やっぱり音楽でした。
住出さんのブログにたどり着き、ギタリストになってる事を知り
凄い!と思いました。今年、義母が亡くなり
気が抜けてしまった私がライブに初めて参加しました。
家路に着いても感動
めぐさん、
ありがとうございます。僕のほうは、お客様の「笑顔」を見て&感じることで、次へと後押ししてくれる力をもらっています。
ひろみさん、
ありがとうございます。楽しいこと、辛いことなど色々とある日々の中、「音楽が憩いの場」ということを聞くと、嬉しくなります。これからも無理なく、来れるときにでもライヴに顔を出してくださいね。