あらためて感謝・・・

僕は今年の9月に「デビュー40周年」を迎えました。そして、来年の2月に「還暦」を迎えます。僕の音楽人生にとり、二つの大きな節目となるわけですが、思い返せば、「今の自分」へと繋がっていく切っ掛けを与えてくださった先人のアーティストの存在があってのことだと、改めて感謝の気持ちを抱いています。

12歳の時に初めて聴いたベンチャーズの「エレキ・サウンド」の衝撃―これは一生忘れることはないでしょう。和製ベンチャーズと謳われた寺内タケシ氏の存在も大きいです。そして、中学生から高校生にかけて夢中になった「ハードロック」。とくに、グランド・ファンク・レールロード、ディープ・パープル、レッド・ツェッペリン。そして、僕が歌い始める切っ掛けとなった『ガロ』との音楽の出逢い。また、ソロギターへ方向転換を図る切っ掛けとなった、ジョー・パス、タック・アンドレスのギター音楽など。

もちろん、他にも影響を受けた多種多様なアーティストはいますが、とくに先に名前を挙げた偉人たちから得たものが、僕の音楽の基礎体力(血・肉!)となっていることは間違いありませんし、彼らの音楽に触れることがなければ「今の自分」は存在していない、ということも明白です。思えば、それぞれの出逢いを“運命的”と呼ばずして、どう呼べばいいのでしょうか!

話しは変わって、何十年も前から「音楽と英語―世界の二大言語をモノにする!」と息巻いてきた僕ですが、英語に関しても勉強する切っ掛けはありました。それは、1冊の本との出会い・・・「私はこうして英語を学んだ」という松本道弘先生の著書でした。それ以来、英語学習に関しても独学独行の道を歩んできましたが、最近、世界の様々な国からやってくる様々なスタイルのギタリストとの交流が増えてきて、なおさら英語の重要性を肌で感じるに至っております。ステージに立てば、国こそ違えど、アーティストの共通言語は「音楽(ギター)」ですが、やはりコミュニケーションは「英語」の基に成り立ちます。日本語が母語の僕らにとって、英語が外国語であるがゆえ、誤解の上に成り立つ理解という皮肉な場面もままあると思います。が、ギターにせよ、英語にせよ、未知なるものにまっしぐらに向かっていく姿勢は美しいと思います! そう、僕の座右の銘が語っているように・・・「昨日より今日、今日より明日」。

この言葉を強く心に刻んで、さらに精進していく所存です。皆さま、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

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