先日テレビで放送になったマイケル・ジャクソンの『This Is It』がビデオに録ってあったので、昨夜見ました。あらためてワン&オンリー、そして最強のエンターテイナーだったんだなぁと、つくづく思いましたねぇ。あと、ショーの内容とか製作面に関してもすごい完璧主義者(プロ中のプロ!)だったんだなぁ、ということもビシビシと映像から伝わってきました。お金のかけ方も半端じゃない! おもしろかったのは、舞台監督の気の遣い様・・・マイケルに対する言葉使いが丁寧なのはもちろんのこと、節々にリスペクトが感じられました。が、あえて裏を読めば、誰が「ボス」なのかというのがはっきりと分りますし、“よいしょ”と感じるような部分もないことはないけど、これは、あれだけの大物、そして彼を取り巻くスタッフをまとめてうまく進行していこうとする側からみれば、ひとつの手なのかもしれませんね。まぁ、読み過ぎかもしれませんが。ゴメン。
また、彼ほど言動などなど誤解され続け、金銭的にも利用され続けてきたアーティストも珍しいと思うし、すごく可哀相な気持ちになったりもします。以前、彼が裁判沙汰になった事件に関する本を原書(Michael Jackson Conspiracy)で読んだことがあるんですが、金銭目的で彼に群がる悪人達のえぐいやり方とかに腹が立ってしょうがありませんでした。結局、無罪(当然)になるんですが、マイケルが払った犠牲はとてつもなく大きなものとなってしまったことはご存じのことと思います。富と名声・・・このバランスが想像以上に大きなものとなり過ぎたために生まれた悲劇ともいえますが、アーティストとして、人間としてもっともっと評価されてよかったんじゃないかと思いました、この記録映画を見て。感じ方は色々あるけど、僕は素直にそう思いましたねぇ。
あと、ニュースを見たり新聞を読んで常から思っていることがあるんですが、それは、もし〇〇賞とか人に贈るのであれば、その方が生きている間にそうして欲しいと思うこと。よく、ある功績のあった方が亡くなってから〇〇賞を授与する、なんてことがありますが、どう考えてもおかしいと思いませんか? なぜ、生きている間に、そうできないのか不思議でしょうがありません・・・こういうタイミングは逃して欲しくないなぁ、とつくづく思います。
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