成都のライヴの主催は、現地では名の知れた王鷹さんの経営する楽器店。関係者とランチの後、そのお店に伺いました。すでに何名かのギターファンの人たちが待っていてくれて、嬉しかったなぁ。全員、夜のライヴに来てくれるメンバーなんですが、中には、なんと17時間もかけて来てくださった親子もおられて感激しました! そして、大歓迎のたれ幕まで。気分的に燃えないわけがない!
会場の「M2」にも大きなポスターが。「ん、頑張って告知してくれているんだなぁ」と、またまた感激。クールな感じのお店で、照明も夜のイメージかな、妖しい感じで。ピンクとかパープル系。じつは、この時点で、今夜のライヴで忘れられない出来事が起こるなんて知るよしもなかった・・・。
本番は、このツアーの形となっている、チア・ウエイ氏4曲+僕5曲のセットを二回やったんですが、二部のほうで静かな曲も入れておかないとと思い、One Day In Parisを演奏しました。じつは、そこで“珍事件”が起きたんです。普段ならシ~ンと静まり返るこの曲ですが、途中でザワザワと客席から波のような感覚が伝わってきて、ふと頭を上げると(集中して弾くのでうつむき加減)、なんと手に花火を持った店の人ふたりが出てきて(ビュンビュン火花が出てる!)、ステージの僕を挟むように両サイドに立つではないですか! しかも、その花火をグルングルンと回し始めた~。曲に合わせて! 「あれぇ、ここはどこ? 私は誰? そして、花火のあんたは誰やねん?」と心で細くつぶやいてチラ見してみると、その花火の二人は着ぐるみを着て、頭には大きなウサギのようなかぶりモノをつけてるし~。当然、花火を回しつつ・・・で、僕の心もグルングルンと回転気味。でも、客席のほうはというと、もうヤンヤヤンヤの大喝采! 完全にお祭り気分! と、そこでOne Day In Paris終了・・・曲調とお店と客席のノリが完全不一致した瞬間です(笑)。
どうやら、これは「大歓迎」の意味合いらしいです。あと、すごい大きな花束もステージでいただきましたし。いやはや、あらためて、表現方法は色々とあるんやなぁ、と勉強になりました。演奏中、一瞬、自分を見失いかけましたが、貴重な経験となりました! ところ変われば品変わる、まさにその通り! おもろい、おもろい人生は。
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