14日は瀋陽でのライヴ。会場はギター・クリニックをやったところと同じ。面白かったのは、スピーカーの位置が、なんとステージから見て正面の一番後ろにあったこと! お客さまには後ろから音が聞こえてくる形ですね。逆に、僕に対しては正面から聞こえてくるわけですが、これがやりやすいかなと思いきや、いつもの聴感(会場の響き方)と違い妙な気分。でも、大切なのは、何があっても「受け入れる」ことですよね。僕は海外に行くたびに、そう言い聞かせています。文句を言わず、疑念をはさまず、批判せず身をまかせること。そして、それを楽しむこと! 僕も少しは大人になったのかな~(笑)。
で、ライヴのほうは満員とはいきませんでしたが、盛り上がって熱い一夜となりました。嬉しかったなぁ。そうそう、ちょっとしたアクシデントがあったんですよ。ステージに出るとき、自分で会場につながるドアを開けて登場する運びだったのですが、僕はそのドアから突き出ている金属片で左腕上部を切ってしまったんです。ちょうど、長い爪で強く引っかかれたような5cmくらいの傷が二本・・・ん~、血がにじんでる~。でも、翌日からは、「中国の熱狂的な女性ファンに引っかかれた」ということにしておきました(笑)。ハイ、名誉の負傷です。
この画像はホテル近辺を散策中にゲットしたもの。何かの宣伝用のチラシを配っていた女性の背中にのっかっているドラエもん! 中国風の味付けがええ感じですねぇ。彼女は、僕が写真を撮ろうとしているのに気がつき、くるっと後ろを向いてくれたのでした。シェ~、シェ~。
翌15日は、次のツアー地の四川省・成都へ飛行機で移動。この日は移動のみで、少しゆっくりできそう。中国は大きな国なので、途中、「包斗」というところで乗り換えが必要でした。飛行機を降りてバスでトランスファー・ロビーへ向かうとき涼しく感じたので、チア・ウエイ氏に「夏でもこんな涼しいところがあるんやねぇ」と言うと、「マサ、ここはモンゴルだよ」という予想外の返答。えっ、モンゴル? 中国じゃないの~? さっそく手持ちのガイドブックを見ると、「内モンゴル自治区」とあった。そして、そのロビーのお土産もの屋さんにもモンゴルらしいものが並んでいた。
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