批判覚悟で書きます・・・

谷村氏に限らず、有名アーティストが他界されると、やれ追悼だの思い出を語るみたいな番組やイベントがさかんに行われますが、僕はいつも、こう思います・・・「なぜ、その方が生きている間」にその手のトリビュート的なことをやらないんだろうか、と。なぜ、そういう発想にならないんだろうか、と。旅立たれてからでは、本人に届くはずもなく、ただただ手遅れ。

アメリカ文化の好きな部分は、ビートルズにしろストーンズにしろスティービーにしろ、存命中に尊敬の念を込めてトリビュートを本人の前でやる企画が多いところ。もちろん、この世から旅立たれたことが切っ掛けとなって功績や影響力を再認識したり色々と気づくことはあるでしょう。でも、それで本当の意味でのはなむけになるのでしょうか?それは、ただの便乗的な動機からじゃないのか?・・・・と勘繰りたくもなる。当然、中には純粋な心で追悼企画など手掛けてられる方々もおられるでしょうが、僕としては、やはり存命中に伝えて欲しい(!)という気持ちが強いです。「親孝行したい時に親はなし」という言葉に通じるところがあるかな・・・というのが僕の本音です。

合掌。