5月28日(土)、今日は中国本土の西安市に移動して、夜に大学でライヴ。香港から飛行機便が一便しかなく、しかも大幅に遅れて、開演時間の20:00の30分前に会場着という冷や冷やもの! おもしろかったのは、この日も送迎車にびっくり・・・と言うか、ギョッとしました。な、なんとパトカー(!)じゃないですかっ、本物の。どうやら、プロモーターの親戚に警察官がおられるようで、便が遅れていたこともあってか、その方が迎えに来てくださったのでした。でも、僕はこの時点でジョークかな(?)と思ってたんですよ。「へぇ~、中国は中古のパトカーを買えるんや」と(笑)。でも、いったん走り出したら納得です。クラクションに始まって、次はサイレン、それでも前をどかない車がいると、今度はマイクで「前の車、どきなさい」的なアナウンス! お陰さまで、通常は一時間はゆうにかかるところを30分弱で到着。その時に思いました・・・早い乗り物は新幹線ではありません。パトカーです(笑)。でも、これが日本やったらニュースものやろし、おそらく、その警察官はクビでしょうね。ほんま、オモロイ経験でした!
で、ライヴのほうですが、時間的に準備を急がないといけなかったり(10分以内にセットアップ/サウンドチェック!)、音的にフィードバックに悩まされたり、結果的に心に余裕がなくて、僕としては納得がいく演奏ではありませんでした・・・でも、会場のお客さまには楽しんでいただけたようですし、それに救われた気分でした。ライヴ後、ここでもインタビューを受け(ケーブルテレビ?)、そして長い長い一日が終わりました。ホテルへの送迎も、もちろん、パトカー!
翌日は、丸一日観光にあてていただきました。西安は歴史深いところですし、見るところは沢山あります。メインは、秦俑博物館にある世界遺産の「兵馬俑」。これは圧巻です! 市内からけっこう遠かったですが、やっぱり行ってよかったなぁ。ちょうど着いた頃がランチ・タイムだったので、まずは、食事ということで地元で有名な「ピャンピャン麺」を食べにいきました。この麺、やたら太いんです。幅はゆうに5センチはあります! ただ、僕はうどんがダメで、しかも違う麺でも太いと拒絶反応を示すので、お箸で細かくして少し味見した程度で終了。野菜系でまとめました。あと、もちろん博物館はよかったですが、市内で泊まったホテルの周りにも見るところがあって、ひとりでブラブラしても飽きませんでした。それと、場所の名前は覚えていませんが、夕食を食べに行った古風な感じの商店街の雰囲気が、独特のネオンとともにすごく味がありました。その時、カメラをホテルに置いたままだったので、画像が残っていないのが残念。西安には初めてお邪魔したのですが、すごく印象に残りました。関係者の皆さま、ありがとうございました!
つづく・・・
5月27日(金)、香港ライヴ当日。昼間にインタビューがあったのですが、それ以外は比較的ゆっくりとでき、夜のライヴに向けて準備OKという状態。そして、夕方に会場のNgau Chi Wan Civic Centreへ向かう。で、そこで送迎の車にびっくり~! なんと、車体には「鶏」の文字が・・・そう、どう見ても鶏を輸送する車のよう(笑)。しかも、荷物を置くところは鉄の網で仕切ってあるし~。そこへ楽器やら荷物を置いたのですが、ほんま貴重な経験でした。「所変われば品変わる」、まさに、その通り! オモロイ!
ライヴのタイトルは”The Power of Fingerstyle”。出演者は僕と、ジャッキー、チア・ウエイの3人。ステージ上には、このタイトルの看板がつってありました。いい感じです。サウンドチェックも問題なく進行し、あとは本番を待つのみ。今夜は満員(!)だそうで、おのずと気合が入る。少ないと気合が入らないという意味ではなく、初めての場所で満員というのは、素直に嬉しいし、有難いですよね。まだまだソロギターの認知度が低いと言われる香港ですが、この夜ばかりは、好い予感を持たずにはいられませんでした。
で、本番ですが、香港のお客さまは静かに聴いてくださいましたし、盛り上がるところは盛り上がるという感じで、すごく反応も良かったです! 僕のつたない英語にも反応してくださいましたし、ジョークにもバッチリついてきてくださいました。お陰さまで、僕の演奏も安定していたように思います。一部が終わってから休憩に入ったのですが、そのときに嬉しいニュースが・・・なんと、CD売り場に人が殺到して、二部に間に合わないから途中で打ち止めにした、ということでした。有難いことです! そして、ジャッキーからは、「香港の人は静かで、普段あまり反応を示さない人が多いけど、今日はすごく皆さん楽しんでおられますよ。評判もバッチリです!」と笑顔で伝えてくれました。その勢いに乗って、二部~アンコールまで突っ走りました。会場には、昨夜お世話になったナンシーさんや他のアーティストたちも来てくれて、色んな人に聴いてもらえたことも嬉しかったです。それと、残ってくださったゲストの人たちが「ギター1本で、ここまでできるとは思わなかった」と一様に言ってくださったこと。これは小手先のテクニックのことだけではなく、感情表現に至るまでということだったので、余計に嬉しかった!
そして、ライヴ後に行ったレストラン・・・もう、この世のものとは思えないほど美味かった~! 完全にノックアウトです。これまで、色んな場所で高級中華料理店とかに連れていってもらいましたが、このお店は僕の中では断トツNo 1! しかも、料金は高くもなく安くもなく中間くらい。その名は、King’s Lodge。市内に何店かあるようですが、僕らが行ったのはChatham Road Southに面しているお店。有名なNathan Roadからそんなに遠くないと思います。もし、香港へ行かれることがあれば(ツアーでも何でも)、絶対にこのお店へ行って欲しいですねぇ。とくに、ドランク・チキン(正式名か知りませんが)と呼ばれる一品は絶品です! 冷たい食べ物なんですが、蒸した鶏肉が老酒か何かに漬かっているものです。とにかく美味いです、しつこいようですが(笑)。あまりにも高印象だったので、香港と食べ物にからんだ曲ができないかなと思い、この数日後(中国のしょうしゅう市のホテルで)に新曲を作り始めました。現在は完成して、仮タイトルですが、♪Love At First Bite in Hong Kongとしてあります(笑)。ええ感じでっせ~、自分で言うのもなんですが。
つづく・・・
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