よく、「住出さんの曲は難しくて、タブ譜があっても全く弾けません!」というコメントをいただきますが、僕としては、わざと難しくしているわけではないんです(笑)。ましてや、テクニックを見せつけようとか、そんな邪心など毛頭ありません! ただただ、音的に「自分自身に忠実に」ということを心がけている結果なんですよね。
かなり昔の話ですが、メジャーレーベルに所属していた頃は、すべてがビジネスで「ヒット曲がすべて」という環境でした。これは、ある意味、商業ベースに乗っていたわけで、そこで活路を見出すことしかなかったのですが、ヒットを目指して追いかければ追いかけるほど、自分たちの本来の音楽性を見失うことになってしまったように思います。究極的に言うと、自分のやりたかったことと、レコード会社が求めていたもの、そして所属事務所が求めていたものなどが合致しなかったんでしょうね。かと言って、後悔しているわけではありませんよ(笑)。今となっては、すべて貴重な経験でした。そういう意味では、過去→現在とうまく繋がっている気がします。
それは、ギター音楽でも同じこと。大切なのは、リスナーの好みに合わせる(媚びる?)のではなく、自分自身の好みに合わせること。この点に限って言えば、自己中心型でよいのではないかと思いますねぇ。“個性”にもつながるし。なぜなら、どちらを選択するにせよ、リスナーの人たちからすれば「好き、嫌い」の二者択一になってしまうのだから。だったら、僕は、絶対に自分の道を行くべきだと思います、自然な形で。
今後も「マニアック街道」まっしぐら!
じつは、今月はツアー後の休息と企画モノの作曲(歌詞に曲をつける)に当てるため、すべて空けてあったのですが、予想以上に早くその曲が完成しました! 作曲とは面白いもので、できる時はすんなりできるし、できない時は長~い間モンモンとします。これが意外とコントロールできないんですよね。しかも、時間的に制約されると、ほとんどうまくいかないんです、僕の場合。ので、今回は時間を幅広くとっておいたのが幸いしたのかもしれません。頭と心の中の余裕というか・・・これでホッとしました~。
これからは、7月にある“歌ライヴ”の準備に取りかかります。とにかく、長い時間唄っていないので、声と喉の調子を整えるのには時間がかかりそう。まぁ、一歩一歩ですね。
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テレサ・テン(Teresa Teng)さんが僕の曲をカバーしてくれています。古い歌ですが、オリジナル・タイトルはシグナルの「♪愛情物語」。彼女がカバーしてくれたこと、今でも僕の自慢です!
●古樹下 — テレサ・テン
http://www.youtube.com/watch?v=94kCmJdbyuU&feature=related
といっても、明日急に・・・というわけではなく、
●7月24日(日):パラダイス・カフェ (横浜・関内)
のライヴが、たった今、決定いたしました! 今回のメンバーは、滝ともはる、矢沢透(アリス)、そして僕。そして、久しぶりにギターで「丸山ももたろう」さんに参加していただきます! 関東のコアなファンの方には、「ん~、こ、これは“伝説の自由が丘ライヴ”の再現かっ」と思われるかと思いますが・・そうです、そうなんです。逆に、何が何だか分らない人は、とにかく見に来てくださいね! いい意味で、気楽な感じで自由なライヴになると思いますので、ぜひ、カレンダーに○をお願いしますね。
詳細はまだですが、17:00開演で調整中と聞いています。僕も、すんごい楽しみにしています。また、みんなに会えるし、お互いにステージ上でチチクリあえるし~(笑)。
何かというと、Face Bookです! 先日のアジア・ツアーの時も、関係者から「フェイスブックはやってないの?」とよく聞かれ、僕としては名前は聞いたことがあったんですが、???状態だったんです。が、帰国してから本を買って、ちょっと勉強して、やっと6日に“デビュー”しました。まだ使い方とかよく理解していませんが、世界の人たちと交流できる場であることは間違いないと思いますね。昨夜も、メルボルンの友人やら台湾の人と「チャット」して楽しんでいました。これは、リアルタイムで会話ができますので(文字のみですが)、頭の運動、つまりボケ防止にもなりますよね(笑)。まぁ、誰とでも友達関係になれるわけではないんですが、自分のことを少しでも知ってもらえるようになるかな、と思っています。あと、ここにもスパムみたいなのがあるそうです。ご存じかもしれませんが、ウォールという掲示板みたいなところに現れるBadooというアプリは、スパムの一種らしいです。お気を付けくださいね。クリックは厳禁のようですよ。
6月1日(水)。今日は、しょうしゅう市から厦門へ車移動。もう一日そこに宿泊して、ゆっくり見て回ることにしました。ハイライトは「コロンス島」。本土からは、言ってみれば、香港の九龍島から香港島くらいの距離かなぁ。そこへ、フェリーに乗って渡りました。行きは、長めのクルーズのほうに乗船して島の周りをぐるりと外側から見学。島に上陸してからは、思いのままブラリブラリと散策。古い洋風の建物が立ち並び、なんとも言えない味のあるところでした。途中、似顔絵を描いてくれるお店があったので、チア・ウエイ夫婦に勧められ、トライしてみました。普通、観光地の似顔絵というと、サンプルに出してあるような絵の感じに仕上がらない場合が多いんですが、僕の絵を描いてくれた人はバッチリでした! 自分で見ても、写真を見ているくらいそっくり~! これは、オモロイ! 描いてもらっている途中、中国人観光客の人たちが集まってきて、その絵を見ながら僕と比べたりしていたのですが、一様にうなずく感じで、「ええでぇ、ええでぇ」と言っているように思えました(笑)。今は、額に入れて飾ってあります。べつに、自分の絵を毎日見て喜んでいるわけではなく、ひとつの思い出として、大切に額に入れてあるんです。ほんま、ええもんをいただきました!
6月2日(木)。長かったツアー&プチ観光を終え、今日、帰国の途につく。でも、直行便がなく、厦門→台北→関西空港という航路。フライトのほうは、そんなに揺れることはなく、すべて順調でした。助かった~(笑)。帰国してホテルにチェックインしたのは夜の10時頃。そのままバタンキュー・・・。
6月3日(金)。帰宅する前に、京都のプー横丁さんで『アコースティック・ギター・ブック』(シンコームック)の取材をしてきました。聞き手は、いちむらまさきさん。写真やらインタビューなど含めて90分ほどで終了。その後、全員でランチへ。そして、15:00からは、NHK京都放送局の方と打ち合わせをしてきました。すっかりラジオ番組の話だと思っていたのですが、なんと、テレビ番組のお話しでした~。ひょっとすると近いうちにお世話になれるかもしれません。で、ちなみに、先ほどのアコギブックですが、6月末発売ですので、ぜひ、読んでくださいね。
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今回のツアーは中身の濃いものでしたし、“売れっ子”のように忙しかったです! 各地で温かく迎えていただいたし、「40歳くらいに見える」とか「かなり、イケメンですね」とかチヤホヤされ(笑)、ほとんどトランス状態でしたが、ほんとうに貴重な経験をさせていただきました。年々、遠出をするのがおっくうになってきますが、「出会い」はやっぱりこちらから出ていかないことには始まりませんよね。あと、やっぱり英語の勉強を続けていてよかった(!)と思いました。やっと、ここにきて役に立つようになってきた感じがします。と言っても、まだまだ変な英語をしゃべったり、ミスしたり、自分の日本語に比べたら10~20%くらいしか伝えられなかったりしますが・・・。これからも、「音楽と英語」という世界の二大言語に少しでも磨きをかけていきたいと思っています。それが、まずは、新しい扉を開ける切っかけとなるのだから! 恥をかいても、失敗してもいいんです。それも楽しいでしょうし、何よりも生きてる証拠だから!
最後になりましたが、今回のツアーをまとめてくれたチア・ウエイ夫婦、そして、各地でお世話になった関係者の皆さま、さらに、各地で出会うことができたすべての皆さまに心から感謝いたします。ありがとうございました! 謝謝!
僕とギターの二人旅は続きます・・・
【完】
5月30日(月)は、翌日のしょうしゅう市でのライヴのため福建省の厦門(アモイ)へ空路移動。直行便がなく、西安→南昌→厦門という航程でした。今日は移動のみなので気がラク。でも、飛行機嫌いの(というか怖い!)僕としては、乗り換えがあるのは恐怖でしたが(笑)、無事、到着してホッとひと息。この厦門は、台湾がすぐそこに見える位置関係で、なんかハワイみたいな感じでしたねぇ。街にはトロピカルな木々が植えてあったりして。中国なんだけど、どこか西洋風というか、リゾート風というか、海も近いし、コロンス島もすぐそこにあって、とにかく心地よいところです! 身体も疲れてきていたので、タイミング的にもこの風景には癒されました。
で、みんなで夕食に行く途中、ブラブラと散策しながら目的地へ向かったのですが、中山路という歩行者天国になっている商店街の雰囲気にハマリました。ここでも中国独特のネオンやら照明が美しかった! 僕の創造意欲に火がついた感じでしたねぇ。食事後、「眺めのよいところがあるから行こう」ということになったんですが、なんと、向かった先は某有名コーヒーチェーン店。そのビルの4階でお茶をしたのですが、先ほどの発言の通り、そこからのコロンス島の夜景の美しいこと、美しいこと! このチェーン店は各地・各国の空港も含め、数多く行きましたが、ここのロケーションは一番とちゃうかなぁ。ずっと見てても飽きあきませんでした。
5月31(火)。しょうしゅう市でのライヴ当日。このツアーでの公演は、この日が最後。ここは厦門から車で約一時間のところにあり、昨年も演奏した場所でもあるので、すでに“勝手知ったる”気分。会場は、ダイアモンド・ホテル。300名くらい収容できるところですが、ふたを開けてみると満員の大盛況でした! 宿泊もこのホテルだったので、本番直前まで自分の部屋でゆっくりできたのもよかった。翌日が中国の「子供の日」ということで、会場には子供達の姿や家族連れの人たちもおられました。ので、若干ザワザワとしていましたが、反応もよくて、気分よくツアー最終日を締めくくることができました。プロモーターのウイリアムさん、ありがとう!
そして、遅いディナーのあと、疲れた身体を癒すために「足つぼマッサージ」に連れて行ってもらいました! これがまたバツグンでした。まず、薬草の入ったお湯に両足をつけながら、肩~首~腰のマッサージ。この時点でかなりリラックスモード。そして、足の裏へ。ちょっと痛かったけど、疲れが抜けて行くのが分る。さすが「第二の心臓」と言われるだけのことはある。あと、面白かったのは、膝のお皿の上に生姜を練って泥みたいにしたものをサランラップでくるんでおくんですが、それが温かいこともあって、ええ感じでしたねぇ。約90分。もう朝の2時近かったけど、あ~、ラクちん、ラクちん(笑)。
つづく・・・
5月28日(土)、今日は中国本土の西安市に移動して、夜に大学でライヴ。香港から飛行機便が一便しかなく、しかも大幅に遅れて、開演時間の20:00の30分前に会場着という冷や冷やもの! おもしろかったのは、この日も送迎車にびっくり・・・と言うか、ギョッとしました。な、なんとパトカー(!)じゃないですかっ、本物の。どうやら、プロモーターの親戚に警察官がおられるようで、便が遅れていたこともあってか、その方が迎えに来てくださったのでした。でも、僕はこの時点でジョークかな(?)と思ってたんですよ。「へぇ~、中国は中古のパトカーを買えるんや」と(笑)。でも、いったん走り出したら納得です。クラクションに始まって、次はサイレン、それでも前をどかない車がいると、今度はマイクで「前の車、どきなさい」的なアナウンス! お陰さまで、通常は一時間はゆうにかかるところを30分弱で到着。その時に思いました・・・早い乗り物は新幹線ではありません。パトカーです(笑)。でも、これが日本やったらニュースものやろし、おそらく、その警察官はクビでしょうね。ほんま、オモロイ経験でした!
で、ライヴのほうですが、時間的に準備を急がないといけなかったり(10分以内にセットアップ/サウンドチェック!)、音的にフィードバックに悩まされたり、結果的に心に余裕がなくて、僕としては納得がいく演奏ではありませんでした・・・でも、会場のお客さまには楽しんでいただけたようですし、それに救われた気分でした。ライヴ後、ここでもインタビューを受け(ケーブルテレビ?)、そして長い長い一日が終わりました。ホテルへの送迎も、もちろん、パトカー!
翌日は、丸一日観光にあてていただきました。西安は歴史深いところですし、見るところは沢山あります。メインは、秦俑博物館にある世界遺産の「兵馬俑」。これは圧巻です! 市内からけっこう遠かったですが、やっぱり行ってよかったなぁ。ちょうど着いた頃がランチ・タイムだったので、まずは、食事ということで地元で有名な「ピャンピャン麺」を食べにいきました。この麺、やたら太いんです。幅はゆうに5センチはあります! ただ、僕はうどんがダメで、しかも違う麺でも太いと拒絶反応を示すので、お箸で細かくして少し味見した程度で終了。野菜系でまとめました。あと、もちろん博物館はよかったですが、市内で泊まったホテルの周りにも見るところがあって、ひとりでブラブラしても飽きませんでした。それと、場所の名前は覚えていませんが、夕食を食べに行った古風な感じの商店街の雰囲気が、独特のネオンとともにすごく味がありました。その時、カメラをホテルに置いたままだったので、画像が残っていないのが残念。西安には初めてお邪魔したのですが、すごく印象に残りました。関係者の皆さま、ありがとうございました!
つづく・・・
5月27日(金)、香港ライヴ当日。昼間にインタビューがあったのですが、それ以外は比較的ゆっくりとでき、夜のライヴに向けて準備OKという状態。そして、夕方に会場のNgau Chi Wan Civic Centreへ向かう。で、そこで送迎の車にびっくり~! なんと、車体には「鶏」の文字が・・・そう、どう見ても鶏を輸送する車のよう(笑)。しかも、荷物を置くところは鉄の網で仕切ってあるし~。そこへ楽器やら荷物を置いたのですが、ほんま貴重な経験でした。「所変われば品変わる」、まさに、その通り! オモロイ!
ライヴのタイトルは”The Power of Fingerstyle”。出演者は僕と、ジャッキー、チア・ウエイの3人。ステージ上には、このタイトルの看板がつってありました。いい感じです。サウンドチェックも問題なく進行し、あとは本番を待つのみ。今夜は満員(!)だそうで、おのずと気合が入る。少ないと気合が入らないという意味ではなく、初めての場所で満員というのは、素直に嬉しいし、有難いですよね。まだまだソロギターの認知度が低いと言われる香港ですが、この夜ばかりは、好い予感を持たずにはいられませんでした。
で、本番ですが、香港のお客さまは静かに聴いてくださいましたし、盛り上がるところは盛り上がるという感じで、すごく反応も良かったです! 僕のつたない英語にも反応してくださいましたし、ジョークにもバッチリついてきてくださいました。お陰さまで、僕の演奏も安定していたように思います。一部が終わってから休憩に入ったのですが、そのときに嬉しいニュースが・・・なんと、CD売り場に人が殺到して、二部に間に合わないから途中で打ち止めにした、ということでした。有難いことです! そして、ジャッキーからは、「香港の人は静かで、普段あまり反応を示さない人が多いけど、今日はすごく皆さん楽しんでおられますよ。評判もバッチリです!」と笑顔で伝えてくれました。その勢いに乗って、二部~アンコールまで突っ走りました。会場には、昨夜お世話になったナンシーさんや他のアーティストたちも来てくれて、色んな人に聴いてもらえたことも嬉しかったです。それと、残ってくださったゲストの人たちが「ギター1本で、ここまでできるとは思わなかった」と一様に言ってくださったこと。これは小手先のテクニックのことだけではなく、感情表現に至るまでということだったので、余計に嬉しかった!
そして、ライヴ後に行ったレストラン・・・もう、この世のものとは思えないほど美味かった~! 完全にノックアウトです。これまで、色んな場所で高級中華料理店とかに連れていってもらいましたが、このお店は僕の中では断トツNo 1! しかも、料金は高くもなく安くもなく中間くらい。その名は、King’s Lodge。市内に何店かあるようですが、僕らが行ったのはChatham Road Southに面しているお店。有名なNathan Roadからそんなに遠くないと思います。もし、香港へ行かれることがあれば(ツアーでも何でも)、絶対にこのお店へ行って欲しいですねぇ。とくに、ドランク・チキン(正式名か知りませんが)と呼ばれる一品は絶品です! 冷たい食べ物なんですが、蒸した鶏肉が老酒か何かに漬かっているものです。とにかく美味いです、しつこいようですが(笑)。あまりにも高印象だったので、香港と食べ物にからんだ曲ができないかなと思い、この数日後(中国のしょうしゅう市のホテルで)に新曲を作り始めました。現在は完成して、仮タイトルですが、♪Love At First Bite in Hong Kongとしてあります(笑)。ええ感じでっせ~、自分で言うのもなんですが。
つづく・・・
24日(火)は、花蓮からまたタロコ・エクスプレスに乗って台北へ戻る。今日は、通常の会場での公演ではなく、アンチウイルス・ソフトでお馴染みのトレンド・マイクロの本社でのライヴ! 聞くところによると、ハードに働く社員のために、時々この手のライヴを開催されて、癒しの時間を提供されているそうです・・・と聞いて、僕がウイルス状態にならないといいけどなぁ、なんて思ったり~(笑)。職種のこともあるのか、社員の皆さんの服装はきわめてカジュアル。そして、若い! 初めは、会場が会社だけに受けるかどうか気になっていたのですが、ギター好きの人たちもいて、いい感じで終了しました。そして、参加してくださった社員の方々は、また仕事へ戻っていかれました。それにしても、よう働くなぁ(笑)。
翌日の25日(水)は車で台南へ移動。今日は移動のみでライヴはなし。途中、PA機材をおろすため、台中にあるチア・ウエイ氏の楽器店に寄る。僕的には、3本ライヴやって休みを入れるというペースがいいですねぇ。ので、この移動日は良い骨休みとなりました。
そして、26日(木)は台湾の高雄空港から香港へ移動。香港は数年前にプライベートで行ったのですが、ソロギターでのライヴは初めて。その前のライヴとなると、谷村新司さんのバンドにいたときに『Asian Music Scene』というコンサートで行ったかなぁ。その時は10、000人くらい入る大きなホールでやった記憶があります。たしか、映画俳優のアンディー・ラウさんも出ていたと思います。
今回、香港のライヴもろもろを仕切ってくださったのは、ジャッキー・ラウさんというギタリスト。彼はビジネスマンでもあり、会社経営なども含め幅広く音楽関係の仕事に携わっておられます。この夜、香港電台というテレビ/ラジオ局でラジオ番組の収録が予定されていたのですが、それまで少し時間があるということで、しばし観光へ。スターフェリーに乗って香港島へ渡ってブラリブラリ。いつ見ても、高層ビルが立ち並ぶ景色は圧巻ですね。夜はさらにキレイ! 泊まったホテルも高層階で、眺めがよかった~。
さて、番組のほうですが、ホストは現地で有名なナンシー・ルーさんという、クラシック界(ピアノ)の重鎮。クラシックと聞いて、けっこう硬い感じの人かなと想像していたのですが、すごく気さくな方でした。僕と、ジャッキー、そしてチア・ウエイの3名で出演してきました。内容は、おしゃべりと、演奏。各人2曲づつ+全員で1曲ということで、結構な時間をとっていただきました。面白かったのは、中国語、広東語、英語が入り混じっていたこと。広東語と中国語は僕の耳には同じに聞こえましたが、チア・ウエイ氏は広東語は分らないそうです。漢字は同じなので読めるそうですが、発音がかなり違うそうです。ジャッキーしかり、ナンシーしかり、3ヶ国語はラクに話せます。これにはびっくり! ナンシーさんの英語は完璧で(当然ですが)、一方、僕のほうはタジタジ状態になってしまいました(笑)。まぁ、でも言いたいことは伝わったかなと思います。あと、この夜はジャッキーの知人でポップスターのアルバート・アウさんが遊びに来られて、収録後、全員で食事に出かけました。色んな出会いのあった、内容の濃い一日となりました!
つづく・・・
5月22日(日)、台北へ午後一番着の飛行機で向かう。2時間ほどのフライト。思えば、台湾での公演は6年振り。でも、3年ほど前にプライベート旅行で来ていたので、あまり久しぶり感はありませんでした。飛行時間が比較的短いのも助かるんですが、時差が1時間というのが有難い! 最近、長いフライトがキツくなってきているので(笑)、身体に負担にならない程度の違いはラクですねぇ。台北の桃園空港は改築中でしたが、迎えに来てくれていたチア・ウエイ氏と問題なく合流でき、その後、市内のホテルへ直行。しばし休憩して、今夜の会場のRiverside Music Cafeへ向かう。すでにファンの人たちが並んでくれていました。これは嬉しいこと! この「待ってもらっている」という状態にはテンションが上がります。よし、がんばろって! 予想通り、本番も温かく迎え入れていただき、思わずグッときました。いつも演奏して思うんです―僕の気持ちは伝わってるかな?―と。言葉ではなく(もちろん大切ですが)、ギターから流れ出る感情の波によって、しかも人種を超えた次元で・・・きっと伝わったはず。そう思えるライヴでした。ありがとう! で、ホテルに戻り、録画していた映像を部屋で見ながらニヤニヤとしていたんですが、「これ、ユーチューブにアップできそう」とか思って、とりあえずボタンを押してストップしようと思いきや、またやっちゃいました! ハイ、消してしまいました~、さよならです! 過去に一回懲りているので、もう同じミスはしないと思ってたんですが、なんと機械に弱いことか。でも、心の中にはしっかりと思い出の映像が焼きついていますので、問題なし(笑)。
23日(月)は東部に位置する花蓮の『慈済大学』での公演。台北の駅から台湾の新幹線(Taroko Express)に乗って、約2時間の旅。すごく快適でした。それもそのはず、大好きなミルクティーを飲みながらやから! 花蓮駅に着くと、やはり観光客が目立ちました。ここは、自然豊かな場所で、台湾各地から観光に来られるということですし、すごく人気の高いスポットだそうです。次はゆっくりと回ってみたいですねぇ。
で、今夜の会場は大学内のホール。300名くらいかなぁ。会場に着いて、まず目に入ってきたのが、学生たちがステージに飾ってくれた風船! ハート型とか丸いのとか。これが、また可愛い! おやじギタリストの胸にグサリとつき刺さりましたねぇ(笑)。この迎えてくれる気持ちが嬉しい! もっと嬉しいのは観客が若~いこと! まぁ、大学生中心なので、当たり前ですが、ほとんど自分の息子、娘と言える年代・・・ので、盛り上がり方が半端じゃない! あれ~、俺って『嵐』のメンバーやったかなぁ、と勘違いするほど(笑)。数十年振りにキャーキャー言われ、ちやほやされて、僕的にはかなり若返った感じがしました! ライヴ後は、大サイン会、撮影会となり、少しくらいはお返しができたかなと思います。疲れたけど、心地よい疲労感かな。スタッフの学生諸君、ありがとう!
さっそく現地の動画サイトにアンコールの模様がアップされています。曲は、今回のプロモーター/共演者のフアン・チア・ウエイ氏の作品。ちょっと雰囲気を味わってみてください。
●HAPPY SONG – HUANG CHIA WEI + MASA SUMIDE
http://v.youku.com/v_show/id_XMjcxNjI2ODcy.html
つづく・・・
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