今、「イングリッシュ・モンスター」と呼ばれる菊池健彦さんという方が話題になっているそうです。ある事情から7年間も引きこもることになり、その期間を利用して英語をマスターしたという、想像を絶する根性の持ち主。たまたまネットで彼の存在を知ったのですが、少し自分のことと重なる部分があって、興味深く彼の記事を読みました。
僕の“引きこもり”は、オーストラリアに渡った直後の2年間・・・ソロギタリストを目指して、一日平均10時間(以上?)の練習に明け暮れていた頃。その間、一日たりとも休んだことはなく、指から血がにじんだり、腱鞘炎で手首が動かなくなってもギターを放しませんでした。もちろん、周りを無視してきた代償は払うことになるのですが・・・なぜ、当時、そこまでやったかというと、僕にはギターで生きていくしか仕事の選択肢はないと、強固な自覚(悲壮な決意?)を持っていたからです。感覚的には、崖っぷちにつま先で立たされて、何十人もの人から手で押されつつ「落ちろ~、落ちろ~」とからかわれ、それに必死で耐えている気分かな(笑)。しかも、風がビュンビュンと吹いているという・・・。
ギターにしろ、語学にしろ、習得するまでの道のりは長くて厳しい(でも楽しい)ものがあるかと思います。究極的に言えば、自分の目標とするものが「どれだけ自分にとって必要なのか」、そして「どれだけハングリーな気持ちで向かっていけるのか」に、かかっているような気がします。最近、とくに、根性論的なアプローチが嫌われる傾向にあるのですが、僕の耳には言い訳としか聞こえないんですよね、偉そうに響きますが。甘い蜜の香りのする近道は遠回りの可能性もあります。逆に、遠回りが意外と近道だったりとか・・・どちらを選択するにせよ、いったん自分で決めたことは、何であれ、とことんやるべきだと思いますね。やった分だけ返ってくるのだから。それが一週間後なのか、一年後なのか、三年後なのかは、結局、自分次第なんですよね。途中で失敗したって、恥をかいたっていいんです。だって、チャレンジャーなんですから!
よし、僕も次のレベルへ行けるよう、日々精進していきますよ~!
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