レコーディング記 (2)

二日目は、初日がとくに問題なく終了したこともあり、スタート曲はさわやかな作品でいくことに。まずは、弦を換える。ちなみに、僕の場合、弦は一曲ごとに換えることにしているんですよ。最近の弦は長持ちするので、そのまま何曲かはいけるのですが、僕は換えたてのキラキラ感が好きなのと、CDとして永く残る音源として、やっぱり各曲とも新しい弦、新しい気分で演奏したい(!)という思いが強いからなんですよね。今回は、全部で15セット使いきりました!

で、一曲目のタイトルは、「Sunny Afternoon」。たまにはボ~っとするのも必要では(?)という気分で作った曲です。季節で言うと、やっぱり「春」かなぁ。そして、「Happy Ending」という明るめのアップテンポのボサノバ系の曲、「Autumn」というバラードを録音して本日の作業終了。だいたい昨日と同じくらいの終了時間でした。

僕の場合、一曲にかける時間は一時間を目処にしています。プレーバックを聴きながら進行しますので、やっぱり、これくらいはかかりますね。もちろん、必要な場合はもう少し時間をかけますが、ことレコーディングに関しては、かけた時間とその曲の質は比例しないんですよね。皮肉なことですが。ので、毎回言っているように、「やめ時」を見極めることが非常に重要なんです。というのは、ある演奏回数を超えたあたりから判断(+集中力)が鈍るのと、自分が気になる箇所のみにしか神経が行かなくなるからなんです。いわゆる、森を見ないで木ばかり見てしまう・・・という感じ。

つづく。