気になること

最近、すごく気になることがあります。それは、ライヴ中の写真撮影、録音・録画に関すること。あらかじめ正式な許可を得ている分に関しては、こちらがOKしていることですので問題ないのですが、ここのところ、ちょくちょくルール違反をおかす人が目立つようになってきました。この点は、残念と言うしかありません・・・

以前から言っていますように、この行為は、僕にとって最も嫌なことであり、腹立たしいことなんです。加えて、すごく心が痛むことでもあるんです。もちろん、演奏の集中の邪魔になることは言うまでもありません。この気持ちは、他のアーティストも同じなはずですし、なかには、途中で演奏をやめてしまう人もいると聞いています。 かといって、そんなルール違反を平気で犯す人をステージ上から注意してみても、他のお客さまの気分を害したりライヴの雰囲気が悪くなるのは目に見えていますし、こちらも、そうすることによってシラケてしまいますので、グッとこらえるしかないんですが・・・

究極的に言うと、ファンの皆さまは自分の好みでアーティストを選ぶことができますが、逆に、アーティストはファンの人たちを選ぶことができません。

僕は、年齢的にも「あと、どれくらいこの先ギターが弾けるのかなぁ」というところに差し掛かってきています。体調も万全なときのほうが少ないくらいの状態です。ので、もう、一回一回が無駄にできないんです。いや、無駄にしたくないんです。とにかく悔いの残らない内容にしたい、という強い一心で取り組みたいんです。よく「ライヴは、ステージと客席とが一緒に作っていくもの」と言われます。であれば、一緒に楽しいものにしたいんですよね。

ほんとうは、この手の書き込みはしたくないのですが、僕の心中を察していただきたく、また、ご理解いただくために書きました。

どうぞ、よろしくお願いいたします。