最近、ちょくちょく「どんな、ピックアップを使っているのですか?」と聞かれますので、今日はその画像をアップしてみました。これは、「フィッシュマン・マトリックス・ブレンド」(アンダーサドル・ピエゾ+コンデンサー・マイク)というもので、6月くらいから使い始めたのですが、今のお気に入り。アルバレズ・ヤイリ・ギターとの相性もよく、いい感じですぅ。
以前にもマイク付きのピックアップを使っていたことがあったのですが、その時はフィードバック対策に悩まされ気味で、「なんとかならんかなぁ・・・」という思いが続く日々。でも、あれから各メーカーとも改善してきているようで、その心配はなくなりつつあります。僕の場合、今のモノに変えてからストレスがなくなりましたし、プレーに集中できるようになりました。ノイズが少ないのも利点ですね。音質的には、ピエゾ独特の高音域が上がり気味ですが(その分、クリアー)、手元のプリアンプなどで調整すれば問題ありません。低音域も安定感があります。
一般的に僕らが悩まされるのは、「おいしい音域が危ない」という事実。“危ない”というのは、フィードバックしやすいということ。でも、そこの音域を削ると音が細くなるとか、また違った問題が出てきたり、ひとつ解決すると次の問題につながる、という皮肉なことにもなるんですよね。あと、会場のPAの質とか、会場の大きさ、響きなども関係してきますし。結局、ギターでもピックアップでも、「個人の好み」の問題になりますので、やっぱり、楽器店などで実際に試してみるのが一番――というのが、僕のアドバイスかな。
最後にちょっとした情報を・・・ピーター・フィンガーから聞いた話ですが、今、彼とある会社が共同で6チャンネルのピックアップを開発しているそうです! そう、一弦ずつピックアップが付いているタイプのもの。当然、付随するプリアンプも6チャンネル。これで、各弦とも音量だけではなく、音質もコントロールできることになるのですが、さて、どうなるでしょうか・・・
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