散歩と音楽

練習の合間をぬって散歩に出てみました。ここのところ、しばらくレコーディングの準備もろもろで外に出ていなかったので、すごくいい気分転換になりました。音楽のお供は、もちろん、ステーシー・ケント(Stacey Kent)。彼女の歌声には本当に癒されますし、「音楽っていいなぁ」と、いつも感じさせてくれます。

彼女の声を聴いて思い浮かぶキーワードは、「コントロール」と「余裕」ですね。「コントロール」とは、そのものズバリ、思い通りに自分の声を操れること。そして、「余裕」とは、100%の力を出さなくても(手を抜くという意味ではなく)、十分に表現できるし、表情が見える(伝わる)ということかな。まさに、余力を残して勝負できるわけですから、聴く側も自然と肩の力が抜けるんですよね。あと、高音にいっても、首筋の血管が浮き出るような無理した感じもないですし、かと言って、か弱いわけでもないんですよね。もう「素晴らしい!」としか言いようがないなぁ。

ギターに関しても同じことが言えるかな。目指すべきは「コントロール」と「余裕」でしょうか・・・