今年も、あと2週間を残すのみとなりました。街に出ると、なんとなくせわしない感じがするし、「あ~、もうこの時期になってしまったのかぁ」と、時の経つ早さにため息が出てしまいます。僕にとって今年は、ソロギターに転向して10年、CDも10枚目という記念すべき一年でした。と言っても、べつに特別なことをしたわけではなく、あくまでもマイペースな一年だったかな。プラス、デビューして33年! ワオ~(笑)。
今年は海外へ2回行ってきました。まず、3月のカナダ・ツアー。バンクーバー在住で友人のドン・アルダーに仕切ってもらって、ブリティッシュ・コロンビア州を回ってきました。全部で14公演。かなりハードスケジュールでしたが、観光客が行かないような場所へも連れていってもらえましたし、ライヴのほうも受けたので、すごく良い思い出/経験として残っています。もう一ヶ所は、最近ツアー記を書いたばかりのドイツ。こちらはピーター・フィンガーに仕切ってもらいました。移動を入れると約1ヶ月間という長さでしたが、こちらのほうも貴重な出会い/体験となりました。でも、かなり体力的にキツかった。ハム・ソーセージにもくじけたし(笑)。
話は前後しますが、4月は、同い年のダグ・スミス(ギター・チャンピオン!)が来日して、6ヶ所、6公演を行いました。背が高くて(2m近い!)大きい彼ですが、ハートはもっと大きく、その上、すごく優しいんです。彼の曲にもあるように、まさに、「ジェントル・ジャイアント」といったギタリスト。最近、僕が好きなシナモン・アーモンドをわざわざ送ってくれました。あとでメールが来て、「箱の中にメッセージを入れるのを忘れた~」ということでしたが、そんなフォローをしてくれるのも、いかにも彼らしいと思って、ニコッとしてしまった(笑)。日本で何を見ても感動し、何を食べても感動し、またどこへ行っても素直に感動してくれた彼。そんな彼を「友人」と呼べる僕は幸せですね。
9月はドルフィン・ギターズさん企画のCD録音。日本の若手ギター製作家5人のギターを僕と小松原 俊さんとで弾き合うというものですが、かなり興味深いプロジェクトでした。改めて思いましたが、僕は創造している時間が「やっぱ、好きやねん!」 ということ。もちろん、ギターも!
9月後半は、『プー横丁』お薦めのギタリストのトレース・バンディーくんが来日して、大阪で一緒にライヴをやりました。カポタストを5つくらい着けたり、外したりしながらの演奏は面白かった~。それと、京都太秦の撮影所で偶然一緒に撮ったという写真を見せてくれたときはビックリ・・・な、なんと、水戸黄門(里見浩太郎さん)とのツー・ショット! これは超貴重品です!
10月は、滝ともはるさんの記念ライヴ。ここでは、上田正樹さんはじめ、すばらしいアーティストの皆さんと出会うことができて、すごく嬉しかった~!
そして、ヤイリ・ギターさんと新星堂さんとの出会い。来年の2月中旬に上ってくるニュー・ギターが楽しみっ!
・・・ということで、ザクっと今年のポイントだけ抜き出して書いてみましたが、もちろん上記以外にもライヴや出来事、思い出はありますが、やっぱり「出会い」が今後もキーワードになるのかなぁ。そのためにも、せっせと出かけて(動いて)いかないとね!
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