今回も運がなかった・・・

東京方面へ行くたびに楽しみがあるんです。それは、行き・帰りとも、新幹線の窓から富士山が見えるかどうかということ。毎回、「今回こそは」と願うんですが、昨日もダメでした。快晴だったので、かなり期待したんですが、裾野の一部分くらいしか見れませんでした。残念! もう数年、見れてないなぁ・・・。

じつは、数十年前になりますが、富士山に登ったことがあるんです。当時、東京に住んでいたんですが、友人のカナダ人が帰国することになり、ぜひ最後の記念旅行として富士山に登りたいということでついて行ったんです。が、別の友人のジョークに見事にハマってヒヤッとしたことがありました。彼いわく、「富士山には歩きやすいように、外灯みたいなのが頂上まであるから、なんにもいらんよ」と。まぁ、常識で考えれば、まったくのジョークということは分かりそうですが、僕ら二人はすっかりこの言葉を信じこんでいたんです。しかも、5合目に着いたのは夜中。当然、真っ暗。こんな「真っ暗」経験したことがないというくらい真っ暗(笑)。あたふたとしている時、幸運にも、どこからともなく人が出てきて声をかけてくれたんです。「あんた達、無防備で何をしとんるだ」と(笑)。結局、その方に懐中電灯を借りて登ることになったのですが、僕は7合目でリタイヤ・・・友人は「絶対に頂上まで行くっ!」と言って、上へ上へと消えていきました。

それにしても早朝に見た「ご来光」は、この世と思えないくらい美しかった! 今でも、しっかりと目に焼きついています。