「練習」の意味

よく聞かれる質問に、「どれくらい練習するのですか?」とか、「今でも練習するのですか?」というのがあります。もちろん、練習しますよ! ただ、最近は、○時間とか、とくに長さを決めて練習をするわけではありません。気分がのらないようなときはサッサと切り上げますし、逆に、波にのったときなどは、気がつけば数時間連続という場合もあります。いずれも、練習のための練習ではなく、実益をかねたものになるように心がけています。例えば、作曲も一緒にやってしまうとか、アレンジのアイデア(カバー曲とか)を膨らますとか・・・。

でも、じつは、最高の練習はライヴ本番なんですよね。ん~、お金を取っておいて練習(?)なんて怒られそうですが、本番で感じるプレッシャー、緊張感、真剣さなどは、やはり本番でないと経験できないんですよね。逆に言えば、通常の自宅での練習は、言ってみれば“骨抜き状態”のようなもので、比較的スムースに弾けて当たり前くらいに思っていたほうがいいかもしれませんね。

練習の意味は、常に「今日より明日」の精神に基づいているところにあります。そして、よし、そのまま本番へ突入と思いきや、ライヴで思うように行かず、自分の実力の無さを知らされる。そして、また「明日」を目指す練習に戻る・・・の繰り返し。

ただ、アマチュアの方々には、僕のようなストイックな取り組み方はお薦めできません。あくまでも、楽しみを優先させるべきだと思いますね。ストレスは大敵です(笑)。