↓「色々ありましたぁ。」で書いた週に、興味深いお店へ連れていってもらいました。東京は吉祥寺にある「NAKAPAPA」という小さなカフェ/ライヴ・ハウス。メニューを見たとたん、一気に気分が高揚してしまいました。なんと、『クリーム』と『ジェフ・べック』の写真があしらってあるではないですか! そして、壁には懐かしい感じのギターが飾ってあるし、古いレコードやコンサート・パンフレットまである。とくに、エリック・クラプトンの自叙伝を読んで間が経っていなかったこともあり、このめぐり合わせにビックリ! さらに、お店の方もその本を読んでいるということを聞いて、またまた驚き。完全に、70~80年代にタイムスリップした気分でした。あと、かかっている音楽も好かった。CSN&Y、スティーリー・ダンなどなど。とどめは、『ガロ』! ん~、やっぱりいい! 「♪一人で行くさ」、「♪地球はメリーゴーランド」などなど、僕がリアルタイムで聴いて、そしてシビレた旋律が押し寄せてくる・・・“走馬灯のように思い出がよみがえる”とはこのことかっ! やっぱり、自分が生活の中で、しかもリアルタイムで聴いてきた音楽の力はすごいですねぇ。最高の心のビタミンだと思う。いや、どんなサプリメント(一時、凝りました)より効き目があるかな。
懐かしい音楽を聴きながら思ったことは、どんな音源を聴いても、全体的に音数がすくないということ。基本は、あくまでもドラム、ベース、ギター、キーボード(ピアノ)。これで十分! それが、いつのまにか、機械的で“厚化粧”な音楽に姿を変え、「シンプル イズ ベスト」という基本が“常識”ではなくなってしまいましたよね。もちろん、音楽はリスナーの「好みの問題」で、「基本」なんて最初から存在しないのかもしれません。が、僕としては、自分がリアルタイムで聴いてきた音楽が自分のギター・ミュージックの基本になっているのは間違いない、と声高に言えますね。
あ~、音楽をやっててよかった! そして、そんな環境に身をおけることに感謝!
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