続々と新曲が・・・

もう、すでに30曲くらい新曲ができているんですよ! 我ながら「すごいスピードやなぁ」と思いますが、僕の場合、別に早く完成させようとして急いで作曲するわけではありません。不思議なもので、時間をかけて頭の中で「あ~でもない、こ~でもない」と小手先のアイデアに頼るとロクなものができないんです。もちろん、じっくりと腰を据えて作ったほうがよいタイプの曲もありますが、時間と質は比例しないような気がしますね。少なくとも、僕の場合は、そうです。

新曲が出来るたびに、「ひょっとしたら、この曲はこれまでで一番ええんとちゃうかなぁ」と思ったりもします(笑)。が、それもひと時の自己満足で、次に出来た曲をICレコーダーで聴きながら、「いや、このほうがええでぇ」と思ったり、なんか浮気っぽい自分がいたりして、けっこう作曲は”オモロー!”なんですよね。

曲作りで大切なのは、「ひらめいた瞬間を逃さない」ということかな。この感覚は、カメラで写真を撮る瞬間に似てるかもしれませんね。で、自由自在にひらめきを誘発できれば問題ないのですが、こればかりは”積極的に待つ”しかないのでしょうか。だから、僕の場合、作曲をしようとしてギターを持つわけではないんです。いつも練習の過程でひらめく(上から降りてくる?)ことが多いので、きっかけをつかむまで、好き放題に弾きまくります。当然、魚釣りのように、まったく釣れないときもありますが、それはそれで「よし」とします。逆に、連続してきっかけがつかめる時もあるから。

なんか蝶々の動きに似てるのかなぁ・・・蝶々は追いかけたら逃げていきますよね。でも、こちらが気分を大らかにして待ってると、向こうから飛んできてくれたりします。作曲の「きっかけ」とか「ひらめき」って、そんなひとコマに似てるかもしれませんね。