「公認動画」と言うと大げさに響きますが、僕自身が納得してYouTubeにアップしていただいた最近の映像・演奏ということで、ぜひご覧ください!
★TOPAZ
http://jp.youtube.com/watch?v=U_tI9QQpzq8
↑曲は、1つ前のCD “Happy Together”に収録されている♪TOPAZ(tuning:DADGAD)です。この作品は、最近必ずと言っていいほどライブで演奏しているもので、僕のお気に入りの1曲でもあります。僕がまだ行けていない地方の皆さまや(沢山ある!)、僕の音楽や「ソロギター」というジャンルを知らないと言われる方々のもとへ届けばいいなぁ、と願いを込めてップしていただきました。
また、第三弾として、ダグ・スミスと共演した曲も近いうちにアップしてもらう予定になっていますので、お楽しみに。
では、次の『ジャカランダ・ジャパン』(西明石)でのライブでお会いしましょう!
オリンピックを前に、今、競泳用の水着が選手間、関係者間で問題になっています。要は、イギリスのS社のものを着るのか、すでに契約している日本製のものにするのかということなのですが、僕が「?」と思うのは、大阪の中小企業が開発した、S社を上回るのではと言われている“たこ焼きラバー”という新素材の水着を試すメダル級の選手が皆無だったこと。まぁ、僕はいちギタリストなので、その業界の掟とか細かい事情は知りませんが、日本のスポーツ関連の大企業も全面的に使用しなかったという事実には、何か裏でもあるのでは(?)と勘ぐりたくなりましたねぇ。この中小企業の社長さんは、日本の水泳界のために、無償で(しかも、会社名も使う必要なし〔売名行為ではない〕とまで言っておられました)全面的に技術提供する、と懐の深いところを示されていたのにも関わらず・・・大企業(強者)の高いプライドゆえ門戸が開けないのか、それとも、いち地方の中小企業(弱者)ゆえ相手にされないのか、根底に潜む理由は分かりませんが、僕はこの中小企業の社長さんの純粋かつ協力的な態度は尊敬に値すると思いますし、応援したい気持ちになりました。
僕は、この件を考えるにつけ、自分の現在の境遇によく似てるなぁ、と思わずにはいられませんでした(笑)。たった一人だけの“自営業”というだけでも心細い感じは十分ですが、加えて、「ソロギター」という認知度の低い音楽ジャンルでもがいているわけですから、これこそ弱者の代表という感じですかね(笑)。ましてや、自分の政治力なんてあったもんじゃないし、メディア(強者)は全くと言っていいほどソロギタリスト(弱者)に興味を示しません。取り上げるという発想すらないのではと思ってしまいます。世の中には、現に、影に隠れた素晴らしいミュージシャンが沢山いますし、テレビやメディアでスポットライトを浴びているアーティストだけが日本の音楽ではない、ということを声高に叫んでみても、むなしく響いてしまう・・・これも現実なのでしょうか。
以前、僕のギターヒーローであるジョー・パスの曲を「耳コピ」した時に、あまりの難しさに「俺は、象を刺そうとする蚊か!?」みたいな気分になったのを鮮烈に覚えていますが、今の僕の心境も同じかな。でも、象(強者)だって、蚊(弱者)に注意を払わずにはいられない時だってあると思うけどなぁ・・・そう、数多くのサポーター(仲間)が集まれば!
少し前、けっこう若い人が「カセット・ウォークマン」を電車の中で使っている光景を見かけました。今や死語になりかけているカセットですが、まだ使っている人がいるというのは嬉しかったなぁ。最近の音楽モノはほとんどがデジタル化していて、しかもプレーヤーは小さくなる一方。そして、容量やらスピードは増すばかり。僕も、もちろんデジタルから恩恵を受けている1人ですが、カセットだけではなく、そのうちCDディスクすら消え去る運命にあるような予感がして、なんか寂しい気分がしてしょうがありませんねぇ(笑)。世の中、日々進化して便利になることは良いことなんでしょうが、それに反して、愛着を感じているものがどんどん消えて行くのは、なんか寂しいですね、ほんとに。建物にも同じことが言えるのかな。古きよき建物が醜いマンションに建て変わったり、乱開発でどんどん山や緑が削られたり・・・何十年、何百年の歴史が一瞬にして破壊されるさまは見るに絶えない感じですよね。
そんな中、1つ僕が「昔」にしがみついているものがあります。それは、電動カミソリ。と言っても、単2電池で動く、丸くて細長い懐かしいタイプのもの! じつは、数十年前から使っていた“愛着品”が、とうとう寿命をまっとうして動かなくなったので、駄目元で家電量販店へ探しに行ってみたんです。すると、なんと同じ型番の新品があるではないですか! デジタルものの隅っこで、こんなアナログな一品とめぐり合えるとは思いもよりませんでしたが、とにかく嬉しかったなぁ。ただ、さすがに替え刃は製造されていないようなので、使い捨てっぽい感じになってしまうのですが、前回の「持ち」から考えると、かなり長い付き合いになりそうです(笑)。
僕は、やっぱり電気製品でも“アコースティック”が好きなんでしょうね!
僕は、これまで何曲も有名・無名(和・洋)を問わず、他者の作品をアレンジして演奏してきました。まぁ、ほとんどが僕の心の琴線に引っかかったものとか、何かしら思い出に残る作品なのですが、最近はそんなカバー曲が自分にもたらしてくれる効用みたいなものを感じずにはいられないんです。まず、素晴らしい曲というのは、自ずとアレンジを導いてくれたりするものなのですが(メロディーがメロディーを呼ぶ?)、それ以上に、自分には無いアイデアとかヒントとかの創造的刺激を与えてくれて、それ以降の曲作りに貢献してくれるんですよね。もちろん、その曲を「真似る」とかそういう次元の話ではなく、例えば、ともするとマンネリ化している自分のアプローチなどに対して違った角度からの視点に気付かせてくれる、というようなことかな。また、カバー曲をアレンジする段階で、自分自身の想像力の引き出しの数が少ないことにも気付かされるわけですが、逆に、普段とは違って大胆になれるという点があるのもカバー曲の効用と呼べるかもしれませんね。いわば、普段は絶対に着ないような服を身につけたくなるとか、女性であれば、普段とは違う色のメークを使ってみたくなるとか、そんな前向きな気分にさせてくれるのもカバー曲ならではかな。
あと1つ。これはMCでも言うことなんですが、たとえ数十年前の曲でも、「良い曲」というのは歳をとらない(!)ということ。まるでダイヤモンドのように、全く輝きを失わないんですよね。その上、その曲を演奏する人まで輝かせてくれるというオマケつき。
やっぱり「音楽の力」はすごい!
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