スポーツ、仕事でもなんでも「集中力」は大切です。もちろん、ライヴ、レコーディングでも。が、最近、年のせいか(笑)、ときどき集中力が散漫になる瞬間があるんですよね。こまったことやなぁ~! まぁ、寝不足とか、その日の体調に左右されることは誰にでもあるんでしょうが、突然、思わぬ考えとかが頭に出てきて邪魔される場合が多いんですよねぇ。典型的な、「同時に二つのことができない」というパターン。あと、集中すると妙に疲れる傾向にあるなぁ、最近・・・ので、レコーディングでは、一日に3曲録音くらいがちょうどいいです。「たった3曲」ですが、集中してやると一日分の労働と変わりないくらいエネルギーを使うんですよね。すべてが瞬時に“過去”となっていくライヴとは違って、CD音源は半永久的に残っていきます。ので、余計に力が入るのかな。練習だとまったく問題ないんですが、いざ「本番」となると、いろんなところに力が入って、普段の自分でいられなくなる・・・ん~、まだまだ修行がたらんのかな~(笑)。と言いつつ、今日もレコーディングに向けての練習、チェックもろもろに頑張ります!
ほぼ新譜の曲順が決まりました。今回は、全オリジナル15曲を収録するわけですが、曲順はキー、テンポ(リズム)を柱に考えていきます。たとえば、マイナー(or メジャー)系の曲が続かないようにとか、同じ感じのリズムものが連続しないようにとか、聴感的にうまく流れていくようにします。でも、最近はCDから携帯プレーヤーに取り込んだらシャッフルとかして、“自分用の曲順”に変えたりできますので、ひと昔のレコードみたいにA面、B面というシーンの変化を楽しむという一面がなくなりつつありますよね。僕としては、やっぱりCDはオリジナルの曲順で、しかも通して聴いて欲しい(!)という気持ちが強いんですよね。つまり、一曲一曲バラバラのものではなく、収録曲の集合体のアルバムとして。それぞれの曲がお互いに支えあってのCD・・・という感覚。でも、これは作り手だけの「こだわり」なのかなぁ?
毎日、ニューCD用の練習が続いています。同時に、「もっと良いフレーズ、コードはないか」とアレンジの再考もやっております。これは録音当日まで続くのかな。あと、今回の録音で使うニューギターもいい感じになってきました。ライヴではまだ一回しか使っていませんが、ようやく、ネックの太さとか持ったときの感覚などにも慣れてきました。どんなギターでも一本一本違いますし、当然、弾き手との「相性」もあります。プラス、その作りによっても弾く感覚が異なります。僕の場合、左手の握力が弱く、弦も比較的細いものを使用していますし、チューニングも全弦半音下げです。ので、作り手側の調整は難しい部類に入ると思います。だから、ナットからブリッジまでの距離を通常より少し長くしてもらったり(いわゆるロングスケール)と、僕に合わせてもらって、少し考えた作りになっているんですよね。有難いことに!
たかがギター1本なんですが、広く解釈すると、作り手、弾き手、はたまたファンの皆さまそれぞれの想い(夢?)の詰まった作品なんですよね。そう、ただの「木」ではないんです。
しばらくブログの更新ができていませんでしたが、まずは、22、23、24日のライブにご来場くださった皆さまに感謝いたします。ありがとうございました! 22日は、お馴染みの『宮内家』(東浦和)でのライヴ。もう、ここは関東のホームグラウンドと言っていいくらい、いつもお世話になっているところです。打ち上げの食事も、ほんまに美味しかった~! ただ、僕の実力不足で、まだ満員にできていないのが気にかかります・・・近いうちに何かお返しができればなぁ、と願っているんですが・・・
翌23日は、新星堂さんのヤイリ・ギターのイベントにゲストとして参加させていただきました。会場入りする前にロックイン新宿店にお邪魔すると、なんと、そこにはヤイリの名工、小池さんの姿が! お久しぶりにお目にかかったんですが、すごくお元気そうでしたし、しっかりと僕のことも覚えていてくださっていたので嬉しかったですねぇ。イベントのほうは、何組かのアマチュアの方々がメインで演奏されていましたが、それぞれ緊張の面持ち・・・でも、人に見られながらの演奏は、きっと良い勉強+経験になったのでは(?)と思いますねぇ。練習で弾けても本番では思う通りにいかない、というのは否定しがたい事実ですよね。僕は、今でもそうです(笑)。
さて、この夜のイベントのあと、六本木にある、きんちゃん(矢沢透)のお店(アガサ)に行ってきました! 予想通り、朝の3時頃まで盛り上がってしまい、さすがに翌朝はちょっとキツかったです(笑)。おもろい話しもいっぱい聞けたし(超秘密の内容!)、やっぱり、きんちゃんは最高の先輩です! 次は来年の2月くらいかなぁ、会えるのは。
そして、24日は、恵比寿に支店がオープンしたばかりの『ドルフィンギターズ・恵比寿店』さんでのアレンジ・セミナー。参加してくださった皆様は、全員熱心で、けっこう、詰め込み気味だったにもかかわらず、最後までついてきてくださいました。コードメロディーのことなどなど、ひとつでもいいから何かヒントになるものがあったなら嬉しく思います。セミナーの後はスタッフと食事。ソロギター業界のこと、今後の行方もろもろ話してきました。思いはひとつ・・・もっとソロギターの認知度を上げたい(!)ということで一致。一気にはムリな話しだし、とにかく一歩一歩かな。
しばらくレコーディングの最終準備のため表に出ない作業が続きますが、より良いモノを作り上げていくつもりですので、ぜひ、楽しみにしておいてくださね! 次のアルバムでは、「いつもとはちょっと違う僕」を感じていただけそうな予感です。
あれからニューCDのアレンジ再確認もろもろ順調に続いています。自分でアレンジしたものを再びアレンジしなおす作業(必要があれば)は楽しいものですし、その過程で発見もあります。まさに、「昨日より今日、今日より明日」の前向きな精神ですよね! これは、リスナーの皆さまのためというより、自分に対する挑戦のようなもの。リスナーの皆さまには完成形しか見えない(聞こえない)んですが、作者・演者としての納得度の問題なんですよね、これは。よし、今日もさらなる上を目指して頑張ろう・・・
さて、次のライヴのお知らせです。ぜひ、ご参加くださいね!
10月22日(金):宮内家 (東浦和)
前売り:3000円 当日:3500円(要1ドリンクオーダー)
開場:18:00 開演:19:00
ご予約・お問合せ先:(048)788-6033
10月23日(土):新宿ミノトール2 (東京)
Presented by ヤイリギター×ロックイン新宿店
〜アコースティックギター ファンの集い〜
スペシャルゲスト: 住出勝則
チャージ:3150円 スタート:17:00 (ゲスト出演:20:00〜)
ご予約・お問合せ先:(03)5269-0795(ロックイン新宿店・アコースティックギターフロア)
10月24日(日):ドルフィンギターズ恵比寿店(東京)
~インストア&アレンジ・セミナー~
チケット¥3,500
開場 18:30 開演19:00
http://www.dolphin-gt.com/events/event.php?id=52
よろしくお願いいたします!
来る10月24日(日)、東京・恵比寿のドルフィンギターズさんでインストア・ライヴが決定いたしました! インストアというと、通常、キャンペーン的な内容が多いようですが、僕の場合は違いますよ~。今回は、”Good Company”というカバーアルバムをドルフィンさんから出版していただいた縁もあり、アレンジの方法とかコード・メロディーのこととか、レコーディングのこととか、あまり普段のライヴでは話していない内容でお届けできればと思っています。しかも、ギタークリニックのようにマニアックになりすぎず(要点はキチっとおさえる!)、分りやすい内容で。←ここが大切!
詳細は、近日中にドルフィンさんのHP上に掲載されると思いますので、ぜひぜひご参加くださいね。思えば、東京でこの手の内容のライヴをあまりやったことがないので、そういう点でも、この機会にご来場いただければと思います。時間の許す限り、皆さまからのギターテクなどに関する質問にも答えさせていただきます!
お待ちしております!
***
【追記】ドルフィンさんのHPで詳細が発表になりました。↓要チェックです!
http://www.dolphin-gt.com/events/event.php?id=52
先日のライヴのド最後に演奏した、新曲に関して問い合わせが届いています。ニューCDに入るのか、タイトルは(?)などなど。もちろん、選曲に入ってますよ~! この作品は今のところ最も新しいもの。イメージとしては、昭和時代のブギウギ的な味と現代的なスイングを合わせた感じ。で、なぜか僕の中では「京都」の絵が浮かぶんですよね。祇園とか花見小路とか。もちろん、芸者とか舞妓の姿も見えます(笑)・・・ので、タイトルはズバリ、
♪舞妓はんブギ
がおもろいかなと思ってますぅ。マジに。あれから、なんとか京都(日本)的な香りがつけられないものかと考えて、イントロにそれっぽいフレーズを足してみました。結果は・・・ええ感じだす!
このニューCD、これまででベストのような感触がします。まぁ、毎回同じことを言ってますが(笑)、今回はほんまにバランスのとれた、そして粒ぞろいの作品群になること間違いなしです!
よし、今日も質を上げるために頑張りまっせ~!
今日、30日で9月も終わり・・・カレンダーも薄くなって、残り3枚。僕のほうは、次のレコーディングに向け、アレンジなどの再チェック作業に入りました。すでに15の収録曲は選んであるのですが、ギリギリまでベストをめざして、入れ替えなど必要であれば、やっていく予定です。
録音は11月12日から開始。これから一ヶ月ちょいの間に各曲を弾きこんで、身体に馴染ませていくわけですが、この期間がすごく大切なんですよね。現時点では、まだ頭の中で「え~っと、次はこう」とかフレーズなどを考えながら弾いているので、感情の流れにまかせるところまでは達していません。ので、今後、どれくらい弾く回数を上げていけるか、で録音時の質が決まると言えるかと思います。
僕はどちらかと言うと、無機質なスタジオの環境よりライヴのステージでギターを弾くほうが好きですが、録音時は自分なりに“ライヴ感覚”を持つようにしています。機械類の先に見えるリスナーの皆さまの表情など思い浮かべながら。レコーディングでは、完璧を目指そうと思えば完璧に近づけるんですが(何回も演奏できますので)、回を重ねるたびに失うものも出てきます。だから、毎回言っているように、「止め時」を見極めるのが肝心なんですよね。
あ~、まだまだ学ぶことが多い!
よし、では今日も気合を入れて練習していきます!
さっそく9月25日の動画がアップされました! こんな感じでやってました~。最後のほう、右側に『プー横丁』のご隠居さんがチラッと写りますが、まるで「孫」を見るかのような優しい眼差しが印象的ですぅ。
♪YOU ARE MY RAINBOW / Masa Sumide & Sungha Jung. Recorded live at 5th Street, Osaka, Japan on 9/25/’10.
http://www.youtube.com/watch?v=vvHZJtE7Ekw
25日の記念ライヴに参加してくださった皆さま、ほんとうにありがとうございました! なんと、100名を超えるお客様に来ていただけました。これもひとえに、このライヴの告知に協力してくださった皆さまのお陰です! もちろん、ゲストの皆さまのお力添え、会場のスタッフの皆さまのサポートなどなど、献身的な協力なくしては実現不可能でしたので、ほんまに助けていただいたことに感謝の気持ちしかありません。あえて、お一人お一人のお名前を挙げることはしませんが、心から「ありがとうございました」と言わせていただきます! ギューギュー詰め状態、プラス、トイレ待ちなどなど、ご迷惑をおかけした点が多々あったかと思いますが、僕にとって皆さまの存在がどれほど心強かったことかっ!
さて、「100名以上」と見て、どう思われるでしょうか・・・何千人とか簡単に集められるアーティストなどから見れば、こんなささいな数で喜んでいる僕のことが滑稽に思えるかもしれません。が、僕にとっては、ほんまに嬉しい出来事だったんですよね。しかも、会場には懐かしい昔の仲間達の姿もあったりして、もう感無量。
さて、弟一部のゲスト、ナレーターの畑中ふうさん。あの「ええ声」に、思わずステージ上で聴き入り、感情移入しすぎそうになった場面もありました。とくに、「Treadin Easy」の前のくだり。オーストラリアでソロギタリストとしてやっていくと決意して、血のにじむようなギター練習をしていたあの頃・・・そんな辛い時期の思い出が瞬時に頭に浮かんできて、何回も胸にこみ上げるものがありました。短い時間でしたが、なんかテレビ番組のドキュメンタリーをステージで再現しているような感覚で、これまでに経験したことのない雰囲気、気分に浸ることができました。ただ、めっちゃ緊張した~! けっこう、自分的には「いっぱい・いっぱい」やったかなぁ(笑)。力が入りすぎ~。
そして、第二部。アリスのきんちゃん(矢沢透)と滝ともはるさんに来ていただきました。文句なし、楽しかった~! あっと言う間に終わった感じがしたなぁ。弟一部とのコントラストの違いもあったし、思いっきりハジける(暴走?)ことができました。とにかく、僕はこの二人のキャラに救われました! まさに「音」を「楽」しむ、そんな「音楽」が作れたように思います。本番は予想通りリハと全く違う内容になってしまいましたが、これは、忘れるんです、ハイ、僕らくらいの年齢になると(笑)。リハはリハ。本番は本番・・・別物なんです!?
今回、あえて『エアポートふたたび』というシグナルの曲をインスト&ニューアレンジでお届けしたのは、もし歌うとしたら、涙・涙で最後まで唄えないんじゃないか・・・と、そんな予感がしてたからなんです。あの歌詞は、あかん、泣けます(笑)。とくに次のフレーズ・・・
♪お帰りと抱きしめて 何もきかずに二人の空白をうめてしまおう
様々な人生がすれちがうエアポート 君が帰ってくれたことだけでいい・・・
と、ステージに立つ自分の気持ちを代弁するかのような内容。ほんまに「帰ってくれたこと」が僕には嬉しかったんですよね。でも、ひょっとすると、インストバージョンより歌バージョンのほうが聴きたかったと言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、まぁ、あれはあれで僕のチャレンジと解釈していただければ幸いです。
さぁ、そして、アンコールのアンコールで韓国の天才ギター少年、チョン・スンハくんに登場してもらいました。14歳になったばかりの彼ですが、あの可愛さにバキューンとハートを射抜かれた女性陣も多かったことでしょう。で、彼とは「You Are My Rainbow」という僕の曲を演奏しました。じつは、あのとき、リハもしていないし、二人で一緒に合わせる作業もできていなかったんです。でも、すごくいい感じでいけたように思いますねぇ。自分で言うのもなんですが、ハモリの感じが気持ちよかった~。いかがでしたか?
この記念ライヴ、すごく楽しめたんですが、すごく疲れた日でもありました。前夜はよく眠れず、ライヴ後もよく眠れず・・・困ったもんやなぁ、「あそこはこうしたほうが良かったかな」とか、お客さまの表情が頭の中に浮かんできたりと、興奮状態からなかなか抜け出せませんでした。ので、なんか二週間ほど旅したくらいに疲れました(笑)。でも、精神的に充実してたから問題なし!
今後とも、僕とギターの“二人旅”を見守っていてくださいね。
まだまだ旅の途中・・・
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